2010年2月 | 2010年6月

AR Commonsより: 昨日はありがとうございました!

2010年3月31日 08:57

昨日の「つるつる」と「でこぼこ」Dadaライブにご参加下さったみなさま、UST回りを含め会場をご提供下さいました㈱内田洋行 知的生産性研究所スタッフのみなさま、メディア協力:ITmedia プロフェッショナル モバイルさま、心より感謝致します。

予想どおりに(?)不手際も多々発生し、一生懸命調整して下さった会場側のスタッフ、また、忍耐強くご覧頂いた皆さまには御礼申し上げます。 特に遠隔参加だった岐阜の赤松さん、有馬の椿さん、お疲れさまでした。また、お忙しい中、長時間お付き合い下さった牧野二 郎弁護士、また、4月5日のディスカバリー打ち上げのため、明後日にもオーランド入りされる池上先生、有難うございました! 

今回は、飲料スポンサー様のお名前をUST中伏せさせて頂いておりましたが、サントリー食品株式会社様、烏 龍茶、有難うございました! 今回は、机上にある飲み物の形状やラベルがUST上で、どれぐらい視聴者に認知できるかについて、自主実験を行いましたが、これについては、また別途報告させて頂きます。

ARくじ引きの「豪華賞品」はサントリーウエルネス株式会社様より「conohaスキンケア ソープ & オーガニックコットン タオル セット」、ソフトバンクテレコム株式会社様よりお父さんスリッパ、お父さんノート、お父さんメモ帳、お父さんクリーナーをご提供頂きました。「予め賞品が何かわかっていたらARクジ引き参加したのに〜」という方も多いことと思いますが、ARクジ引きの開催決定が昨日早朝で、AR三兄弟@長男氏がその時のメールで、 「賞品なんとかして下さい」と言うので、それから私が焦ってむちゃ振ったため、今朝まで何が出てくるか、実は、不明だったのでした。わざと隠したわけではありませんので、ご了承下さいませ。

サントリーウエルネス株式会社様、ソフトバンクテレコム株式会社様、ご協力有難うございました。賞品ご提供 を昨日になってからお願いするという、恐るべきむちゃ振りにも関わらず、ご協力頂きましたことを心より感謝申し上げます。

ARクジ引きには80余名の方がエントリーされ、カメラの前で厳正に抽選が行われました。当選クジにはマー カーが反応し、当選者のtwitterロゴが表示されるというキュートな演出で、今後の視聴者応募企画や見本市会場でのイベントなどでは、実際、使われることを予感させるものだっ たと思います。

AR三兄弟は、今回、早めに会場入りして、入念にリハをしていたのですが、肝心な時になるとトラブルが発生 するという...実験環境では珍しいことではありませんが...苦難に昨日も見舞われ、それでもARクジ引きが成功したことは大きな成果だったと思います。長男、 次男、ありがとう! 本来、大学はもっと、こういう優秀な方々に活躍の場を提供すべきだと思っているのですが、色々考えないとと思っております。

実際にUST上の広告にARを使おうとお考えになって、昨日の中継をご覧頂いた企業様・・・prospectiveクライアント様には、決してライブで見せてはいけないのでは?...という反省も含め、ちゃんと作動しているハイライト映像を後ほど公開してもらえるよう、AR三兄弟にはお願いしておきました。

昨日の「つるつる」と「でこぼこ」は、「普通の携帯でセカイカメラ」の発表と同日、2時間差でのスタートとい う、AR的には大変エポック・メイキングな日の同日開催となりました。意図的にsynchさせたわけではないのですが、結果的にそういうことが多いAR Commonsです。頓智ドットと井口さんが脳内でブックマークされているため、脳内ARタグが反応するのでしょう(笑) 

こんな小規模のライブ・キャストを行うだけでも、多くの人たちに支えられて初めて可能なん だという事実に、今、改めて驚き、感動していていますが、肝心のディスカッションで考えたことも、多々ありますので、それについては、また、追って整理していきたいと思います。ITmediaさんが、どのように記事にまとめて下さるかについても楽しみです。

昨日、一番嬉しかったのは、宇宙開発委員会・委員長の池上先生が、どうやら本気でARに注目しておられ るらしいことがわかったこと。「人間との接点になり得るテクノロジーである」という部分で、「火星だって人が行かなくちゃ意味がない」というご発言から啓発されたことがいくつかありました。池上先生のご発言で興味深かったのは、ジェームズ・キャメロン監督の「アバターが嫌いだったので、アカデミー 賞の作品賞を取らなくて良かった」というお話。「宇宙でも、生身の人間が行くということは、CGのシミュレーションとはぜんぜん違う」という点、正に「リアル・タイム+リアル・ロケーション」の発想で、ヒント がある気がします。いずれにしても、牧野弁護士と池上先生、インターネットの黎明期から、ずっとオトナとして見守って来られたお二人が、「今の ARは二十年前のインターネットと同じぐらい、何か起こるんじゃないかというワクワク感がある!」と言って下さっているので、大変心強く、このまま突っ走りたいと思いました。

昨日の議論の中で、ルネサンスを経て、オランダで学問が進歩したのは活版印刷の技術そのものによるものというより、出版(思想) の自由が担保されていたからではないか...という話をしましたが、やはり、歴史(美術史)を勉強した私にとっては、17世紀のオランダの流動性の高い(階級間移動が活発だった)社会に強い興味を惹かれます。赤松さんの、「USTを知っている人が、実は、一部に過ぎない」というご指摘は、15世紀当時、いくら活版印刷の技術が発達したところで、文字の読める人の絶対数は極めて少なかった・・・ということと、実は、今の状況は似ているのかも知れないと思いました。いつの時代も、最先端の思想、学問、テクノロジーを形成する人たちは、マイノリティなのだと思います。

昨日のディスカッションは今後展開していくレクチャー&ディスカッション・シリーズの「予告編」とお伝えしましたが、今後、サイエンティストとヒューマニストの対話をよりダイナミックに実現できるよう、認知心理学やパフォーミング・アーツ系、今回お呼びできなかった建築、都市計画の専門家、作家、文学者などもお招きして、議論を進めてゆければと思っております。

同時に、ARのテクノロジーや利用方法をご紹介する「ARビジネス・デー」を、
㈱内田洋行 知的生産性研究所様のご協力を得て、素晴らしいプレゼン環境で開催できればと思っておりますので、AR Commons会員様と、これからARで何かしようとお考えの皆様との交流の場にすべく、こちらも企画・準備を進めてゆきたいと考えております。

今後とも、AR Commonsの活動をご支援頂けますよう、よろしくお願い致します!
最後に、会場側で議論に参加して下さった加藤さん、tsudaってくれた山本さんも、お疲れさま&ありがとうございました! Twitterコメントをお寄せ下さった皆様にも、厚く御礼申し上げます!

緊急提案:AR三兄弟と共に探るUSTのAR-CMという可能性

2010年3月29日 17:56

明日のDadaライブを控え、タルトゥーガ島の地下要塞は人の出入りも激しく、慌ただしくなってきております。つい先ほど、明日の「ARくじ引き」の賞品が、XXXXXウエルネス株式会社さまご提供の「conoha スキンケア ソープ & オーガニックコットン タオル セット」(1名さま)に決まりました。う〜ん、私も欲しいぐらいですが、厳正な「ARくじ引き」の結果のご提供になると思われます。スポンサーさまのお名前は、もう一つのチャンネルでの実験との関係から(関連会社さまですが)、ライブ終了時まで、伏せさせて頂きます。

それで、本題!

明日の「つるつる」と「でこぼこ」Dadaライブの裏番組・・・というか、表裏一体の構成なのですが・・・では、AR Commonsが自信を持ってお送りする特別企画、「AR三兄弟による未来広告 EX1」を、お届け致します。これは、極めて画期的な実験になると確信しているのですが、UST上で、「ARを用いたCM」がどれぐらい有効に視聴者にアピールできるか・・・を検証する実験です。

なにしろ孫正義氏がUSTに出資を決めた理由というのが、私の記憶によれば、「USTは生放送で、長時間途切れなく映像が流れるわけだから、広告媒体として大変な鉱脈である」ということだった(ような気がしている)わけで、ここしばらくず〜っと、「USTの広告」、「USTで広告」と考えていたわけです。が、つい、数日前の夜中に「あああ〜、そうだ、AR三兄弟に頼んで、AR広告の実験をライブでやって、prospectiveなクライアントさんを含む、多くの皆さんに見て頂いたら良いだろう!」と思いたち、速攻、がんがんがんとメールを送っておいたところ、TAFの最中であったにもかかわらず、翌朝、長男@川田氏より、「にっこりなお返事」が帰ってきていたのでした。AR三兄弟は勤勉ですね! 立派!

なので、以下、AR三兄弟が、ここ数日の激務の合間を塗って出してきてくれた、とってもスペシャルな明日のプログラムを今から先行、大公開!!!

放映時間帯は、まず、前編が13時30分〜14時で、1、2と3までぐらい、後編が5時15分〜18時で、4〜6を目安に、若干の前後があるかも知れません。が、絶対、面白く、かつ、大変なことにもなると思うので、ぜひ、ご覧頂ければ幸いです。途中も、メイン・チャンネルの合間に何かやっているかも???  もちろん、メイン・チャンネルでは熱い議論が絶え間なく繰り広げられているはずなので、お見逃しなく!

「ARくじ引き」では、上述のとおり、実際に、すてきな賞品(一名様)もご用意できましたので、ふるってご応募頂ければ幸いでございます。

メイン・チャンネルの方でも、より地道な「広告実験」が密かに進行しますので、何か変わったことがないか・・・じっと画面に目をこらしていて下さい。それでは、明日! よろしくお願い致します!

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タイトル:AR三兄弟による未来広告 EX1

「まずはこのハッシュタグ( #ar3EX1 )を覚えてください。」
「このハッシュタグはあとで未来広告実験で使用されます」

1)自己紹介 (:UST=ARC

2)AR事例紹介 (:UST=ARC
-ARでtwitterを拡張-
・風の谷の三丁目のRPG

-ARで玩具を拡張-
・二つの意味でエポック!AR野球盤

-ARで農業を拡張-
・農力村の三兄弟

-ARで山を拡張-
・酒と泪とねじと山彦

-ARで出版を拡張-
・QUOTATION
・田中宏和さん

-ARで物語を拡張-
・東のエデン

-ARで劇場を拡張-
*現在映像使用許可申請中のため、何の映像かは乞うご期待!

3)「鬼に金棒、USTにAR。」
・なぜAR+USTなのか

4)「たとえばこんなUST+AR」 by AR三兄弟UST
・上で紹介していないAR三兄弟作品をUST上で "ON AR"
モザイク+音声効果+マジック

5)「UST+AR+広告:実験 #001 視聴者プレゼントモデル」 by AR三兄弟UST
USTあるいはtwitterから投稿されたハッシュタグ付きのつぶやきをエントリーとして、
「ARくじ引き」を実働。

6)システム解説(なぜこれが斬新なのか?)5分

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3月30日(火)、「つるつるの未来」DadaライブUSTのurlなどご案内

2010年3月29日 16:17

いよいよ明日、3月30日(火)、午後、「AR Commonsと共に考える日本のイノベーション戦略会議ーつるつるの未来とでこぼこの現実」レクチャー&ディスカッション・シリーズのキック・オフ、兼、「予告編」として、3月10日に行われたシンポジウムの「続き」がUSTでライブ中継されます・・・と、同時にもう一つのチャンネルでは、AR三兄弟による、UST+ARが、ある意図を持って繰り広げられるなど、かなり複雑な構成となる予定。

明日のDadaライブ、USTのメイン・チャンネルurlは→コチラ
AR三兄弟によるUST+ARな実験をご覧になるには→コチラ

スケジュールは、1時頃からメンバーが集まり始め、ディスカッションそのものは、午後2時〜5時をコア・タイムとして予定しておりますが、AR三兄弟のプレゼンは、午後1時30分〜2時で「前編」、午後5時15分頃から6時を「後編」として、ご覧に入れます。

先日のシンポジウムで、「ARをめぐる空間利用の定義 について」の発言が注目された弁護士・牧野二郎氏と宇宙開発委員会・委員長、池上徹彦氏による、「日本のイノベーションをどうする」対談は、午後4時〜4時30分頃を予定しております。

2時〜5時の全体を通じ、前回、取りあげた
Augmented Story ・Augmented City ・Augmented Museum /Augmented Platform for Artistic Expression ・Augmented Enterprisingについて議論しますが、より具体的なトピックスとしては、「USTは、放送におけるグーテンベルクの活版印刷となり得るか?」、 「パラダイムが動いた17〜8世紀は海賊たちの時代だった!」、「日本におけるクリエイティヴ人材の枯渇は、クロマグロの比ではない!」、「『ゲームのルールを決めるルール』を握ったプレイヤーは、常に勝つ!」など・・・

15世紀、グーテンベルクが活版印刷を発明したことで、大量の印刷物が生み出され、情報伝播の速度が飛躍的に向上したことは、その後のルネサンスに始まる近代化の歴史に多大な影響を与えました。今、私たちがUSTを介して「放送もどき」のことを簡単に行えるようになっている状況は、かつて、一部の限られた人たちのみのものであった書籍の出版が、活版技術によって民主化され、より多くの人たちのメディアとなって、市民意識が高まったことと似通っているかも知れません。「高価な本」は、「放送局が作るTV番組」で、USTは「活版印刷技術、そして、流通しやすくなった「庶民の本」は、私たちが行うライブ・キャストといったところでしょうか?  出版のための印刷技術が確立されると、 人々の新しい学問や思想への関心は高まり、検閲を排し、自由な出版を許可していたネーデルラント連邦共和国に優秀な人材が集まるようになりました。科学は飛躍的に進歩し、大航海時代、パワー・オブ・バランスが崩れると、次のパラダイムが確立するまでの間、国境を越えて活躍したのは「海賊たち」でした。こうした海賊の中から植民地総督となるものもいれば、犯罪者として処刑されたものも出てくる・・・次の時代を築いたのは、法令を遵守する海賊の後継者たちというわけです。

いつの時代も「『ゲームのルールを決めるルール』を握ったプレイヤーは、常に勝つ!」わけですが、果たして今の日本は、ルールを決めるルールづくりに参加できているのでしょうか?  この「ゲームのルール」というテーマは、SF作家の新城カズマ氏によって提案されたものですが、インターネットの時代に入ってこの方、「プラットフォーム」を握ることができていない日本の抱える問題を検証するには、正にぴったりのテーマかも知れません。

印刷技術は、羅針盤、火薬とともに「ルネサンス三大発明」と言われていますが、印刷技術=YouTube、UST、羅針盤=GPS、デジタル・コンパス、ロケーション・ベース・サービスだとしたら、「火薬」は一体、何でしょうか?  いずれにしても、今、私たちが直面している様々な出来事は、もしかすると、「人類初」というわけではなくて、過去にあった出来事を異なるディメンションでやり直しているに過ぎないのかも知れません。・・・ということは、過去の歴史の中にも、ビジネス・チャンスは沢山あるだろうということですね。

牧野二郎氏 Vs. 池上徹彦氏の対談の終わり頃から、実際にARでサービスを考えるメンバーも駆けつけて、具体的に、今の日本でARのサービスを展開する上で解決しなければならない問題などについても、課題の抽出を図ります。


長いライブになりますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです!

会場では、twitterもfollowしておりますので、ご意見があれば(議論の流れに即したものに限ります!)どしどしお寄せ下さい。
 
ハッシュタグは、#ar30310です。

緊急告知:ARをめぐる「つるつるの未来とでこぼこの現実」USTライブ

2010年3月22日 18:51

緊急告知! AR Commonsがお送りする「つるつるの未来とでこぼこの現実」についての、レクチャー、及び、ディスカッション・シリーズの予告編企画。

AR Commonsと共に考える日本のイノベーション戦略会議キック・オフDadaライブ

主催:AR Commons 、慶應義塾大学SFC研究所・ケータイラボ(AR研究会)

共催:㈱内田洋行 知的生産性研究所

メディア協力:ITmedia プロフェッショナル モバイル

日時:2010330日、火曜日

時間:午後1時〜6時(コア・タイムは2時〜5時)

 

*本イベントは一般には非公開とし、コア・タイムをUSTライブ中継、及び、今回行われる議論については、ITmedia プロフェッショナルモバイルが独占記事として配信予定。プログラム詳細は直前に発表しますが、コア・タイムの議論のほか、と、あるビジネス・モデル提案も...うまく行けば(?)発表されます。本サイトのupdateにご注目下さい。

*今後のレクチャー、ディスカッションのテーマについては、twitterからの皆さまのご意見も反映させて頂く予定ですので、ライブの期間中、どしどしご意見をお寄せ下さい。本ライブのハッシュ・タグは#ar30310とします。


予告編企画概要:

2010ARの旅:新たなる未知への挑戦:ヒト= Inforg がクラウド化してゆく時代のプラットフォームとは?」で抽出された論点を発展させ、引き続き、以下をキーワードに今後のAR Commonsの戦略、日本のイノベーションについて、シンポジウム登壇者と新たに加わるメンバーらが語り合う、知的でスリリング、かつ、実務的でもあるという、複雑なディスカッション。

Augmented Story ・Augmented City ・Augmented Museum /Augmented Platform for Artistic Expression ・Augmented Enterprising


予定スピーカー:

弁護士 牧野二郎(牧野総合法律事務所弁護士法人 所長)、池上徹彦(宇宙開発委員会・委員長)、小方 靖(株式会社 東急エージェンシー  TMS本部マーケティング局 第1マーケティング部)、津田賀央(TMS本部IC局 iビジネスデザイン部)、高野公三子(株式会社パルコ『アクロス』編集長)、森 卓也(ルーセント・ピクチャーズエンタテインメント株式会社取締役 アートブック Sync Future プロデューサー)、新城カズマ(SF作家)、川田十夢(AR三兄弟)、加藤舞(()東映京都スタジオ 時代劇ルネサンスプロジェクト)、赤松正行(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー、教授)、井口尊仁(頓智ドッ ト株式会社、CEO)、椿昇(美術家・京都造形芸術大学、教授)

*順不同、敬称略

*一部、スカイプによる遠隔参加、twitterによる参加もあります

モデレーション:

加藤文俊(慶應義塾大学環境情報学部、准教授)、 岩渕潤子(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科、教授)


*Dada(ダダ)、Dadaism(ダダイスムは第一次世界大戦中のチューリヒで始まったムーブメント。メンバーにはマン・レイやアンドレ・ブルトンなど後のシュルレアリストも含まれる。Dadaは視覚芸術、詩・文学に始まり、芸術理論、演劇やグラフィック・アートに多大な影響を与え、多くのマニフェストが発表されました。第一次世界大戦中という当時の時代背景もあり、体制批判、反戦運動の政治的な活動になっていったのですが、遠くは日本のMAVO結成にもつながりました。

プロジェクトOPERAについて

2010年3月13日 22:26

AR Commons、3月10日のシンポジウム、最後のwrap upセッションで赤松先生から話して頂いた「プロジェクトOPERA」、まだ、はっきりとカタチを成していない、そのぼんやりとしたイメージは、パロアルトのXEROX PARC(Palo Alto Research Center)に近いかも知れません。

PARCは歴史的にも、地理的にも、NASAやスタンフォード大学とコラボレーションを行って来た伝統があり、その一方で、アーティスト・イン・レジデンスを通じて、クリエーターに様々なテクノロジーを見せて、何にそれを使いたいか尋ね、また、アーティストが「これをこんな風に使いたい」とエンジニアにむちゃ振りすることを、どんどん奨励し、その結果がまったく思いがけないサービスとして結実する・・・ということを、無尽蔵にお金をかけてやってきました。

ちなみに、PARCはパソコンで使う「マウス」の概念が生まれた場所であり、アラン・ケイやイーサネットの生みの親、ロバート・メトカーフが研究者として活躍し、スティーヴ・ジョブズ、ビル・ゲイツが、若き日に訪れた場所でもあったのです。

PARCのウェブ・サイトを開くと、まず、"a center for commercial innovation"という言葉が現れます。それから、"content centric networkingーcontent where you want it, when you want it"、"flexible electronicsーfrom materials characterization to applications and full system prototyping"、そして最後に"turning ideas into impact."

そう、"turning ideas into impact"とは、正に、私たちがAR Commonsを通じて目ざしていること、そのものです。そして、やろうとしていることは、"content centric networkingーcontent where you want it, when you want it"の創出と流通。それらに関わるすべてのこと・・・にほかなりません。

この、まだ、ぼんやりとしているプロジェクトのコード・ネームを"OPERA"にした理由は、単に、私が大学教員の後に選ぶはずの、最後の仕事を「オペラ・ハウスの支配人」と決めているからです。16歳の時に書いた人生設計プランの中で、私は、(1)「28歳までに単行本の出版」、(2)「45歳までに大学教授」と宣言していて、実際、(1)と(2)は言ったとおりに実現されました。その次、三つ目の人生目標が、「48歳でオペラ・ハウスの支配人になる」・・・というものだったのですが、これは、日本人である以上、なかなかコヴェント・ガーデンの支配人にはなれないので、もう、これは、自分でオペラ・ハウスを作るしかないのではないかと考え始めていたところだったのでした。

オペラというのは、正に「統合的認識」のための芸術であり、それこそが、「総合芸術」と呼ばれている所以でしょう。劇場は、そのための空間であり、装置なのです。ARでは、どこでもが劇場になり得る。これほど、ぴったりな組み合わせはないのではないか・・・と、かなりの興奮を覚えました。

それで、シンポジウムの日の朝、プロジェクトOPERAに何とか意味を持たせないといけない・・・ということで、"OPEn Research center for Arts"と暫定的に文字を置いてみたのです。が、その実、「今の時代、センターはないだろうな・・・」と思っていました。何か、もっとクラウド的な表現が必要だという認識は、当然、持っていたわけです。

すると、翌朝、「イノベーション促進のタネ」を考えるということで、井口さんが送って下さったメモの中に「公共圏バウハウス〜 公共圏でのクリエーティブを応援出来るオープンなマネージメント体制を考える?」というものがありました。そう、「バウ=足場」が我々には、まず、必要なのです。で、いろいろな分野における、様々な「バウ=足場」が有機的に連結し、成長していくイメージに相応しい言は、"Nodes"か"Synapses"か・・・何か、自律的に成長していける構造を指すものでなくてはならないと考えています。

まだ、プロジェクトOPERAのイメージはぼんやりとしていますが、たぶん、それについて皆さんと共に語るうちに、次第にその輪郭がはっきりしてくることでしょう。

まずは、今回、シンポジウム終了時に多数寄せられた、「各セッションの続きが聞きたい」という皆さまの強いご要望にお答えして、早急に、各テーマごとのセッションの「続き」を座談会形式で開催し、皆さまにお届けしようと考えております。ダダ漏れ+ウェブ媒体記事onlyで行うか、公開セミナーとして開催するかは、現在、調整中で、来週の半ば頃までには決定していると思いますので、決まり次第、また、ご案内を致します。

今の時代、全速力で走り続けていなければ、あっという間に情報の波間に沈没してしまいますので、とにかくアジャイルに・・・最速で、勇気をもって、決断と実行を繰り返さなくてはなりません。どれだけ早く、次の企画の告知を出せるかどうか、ぜひ、皆さまには見守っていて頂きたいと思います。

なお、ご参考までに、シンポジウムのオープニングで話をした際のppt.を下記に置いておきます ↓

100310-ARCオープニングfinal.pdf

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